ノベルズ食品さんは、上士幌町がふるさと納税をはじめた当初から返礼品を提供いただいております。ノベルズ食品さんは商品力が高く、メイン商品の牛肉だけではなくコンビーフ、ローストビーフなどの加工品まで豊富なラインナップが特徴です。また、ふるさと納税との関わりは、返礼品を提供いただくだけではなく、町で進めているふるさと納税の寄付金事業を利用しながら事業展開をされているとのことです。

今回はノベルズ食品様の日々の取り組みについてご紹介します。

ノベルズ食品さんは、肉牛、酪農、食品事業を展開されているノベルズグループのいちブランドとして、着実に事業拡大を図りつつ、雇用創出のために日々「働きやすい労働環境」の整備に注力されています。

その中で、ふるさと納税の寄付金の使い道のひとつでもある子育て支援施策の対象となっている認定こども園「ほろん」を活用しながら働いている社員の方もいらっしゃるようです。

「現在、ほろんに子供を預けて働いている従業員がおりますが、町が子育て支援に注力してくれることで、子育て中の主婦の方が就職できる機会も増えますし、会社をマネジメントする上でも非常に心強く役立っています。」と、ノベルズ食品の澤田さん。

「先日、東京での商談会の場で、ふらっとブースに立ち寄ってくれた方から、北海道に移住にしたいので就職先はないですか？と相談を受けました。小さいお子様がいらっしゃる方だったので、上士幌町では子育て支援が充実していることをお伝えしたら、それが決定打になったようで、今後具体的に移住や転職の検討を進めることになりました。」

「私たちも上士幌町のふるさと納税を盛り上げるために、返礼品の開発にはこれまでも注力してきましたが、その結果ふるさと納税の寄付金が集まり、他の町の人にも自慢したくなるような充実した子育て支援が生まれ、それがまた雇用の際のアドバンテージになっていることを考えると、とても良い流れが生まれているなと感じています。」

ノベルズ食品さんといえば、もはや代名詞にもなっている「十勝ハーブ牛」が人気。

ふるさと納税の返礼品としても、精肉から加工品までたくさんの商品がラインナップしています。

「十勝ハーブ牛」のこだわりや特徴について伺ってみました。

「上士幌町は十勝の中でも涼しいエリアなので、暑さが苦手な牛にとっては、夏場のストレスが軽減される最適な環境と言えます。さらに、十勝ハーブ牛は、牛の成長に合わせてハーブを与え、体調を整えて、長い期間をかけてゆっくりと育てているのが特徴です。」と澤田さん。

北海道十勝の豊かな自然の中でのんびりと育てるのも、ハーブを与えるのも、

すべては十勝で長く酪農に従事し、牛とじっくり向き合ってきたからこそ辿りついたこだわりのようです。

「エサは北海道産の新鮮な牧草を豊富に使用しています。牛舎は1頭１頭がゆったり横になれるように広々と設計され、おがくずなどの自然の敷料を敷いて、常に清潔に保たれています。少しでも牛たちがのびのびと育つことができるような環境整備はしっかりとやっています。また、牛の購入前には全頭血液検査を行い、牧場への病気の持ち込みを防いでいますし、育てている間にも定期検査も欠かしません。」

このような徹底した品質管理が、全国のお客様から安心してリピートしていただけている理由なのかもしれません。

牛たちに与えるこだわりの飼料は、厳格な品質検査をクリアしたものを使用し、

さらに、牛の消化力や免疫力を高めるためにエサに17種類のハーブ※を混ぜています。

※17種類のハーブ

アニス・カシアス・シナモン・セロリ・チョウジ・ジンジャー ・ナッツ・ミント・タイム・オレガノ・ラベンダー・ガーリック・トウガラシ・ローズマリー・ユーカリ・月桂樹・メントール

薬に頼ることなく、しっかりと品質管理、栄養管理されたエサをたくさん与えることで、健康的にストレスなく育てることができるためくさみのないきめ細やかなお肉になるそうです。

また、トレーサビリティシステムによって牛1頭1頭の生産履歴が誰でも追跡可能になっていて、出荷時には、お肉は新鮮なうちに素早く取り寄せられ、自社工場で成形・加工ならびに製品化して発送されるため、いつでも新鮮で美味しいお肉をお届けすることができるのもノベルズ食品さんの強みとして挙げられます。

恵まれた上士幌町の「自然環境」と、「子育て支援」。この二つの町の強みを最大限に活かすことで優れた商品が生み出され、さらに返礼品となって、町の魅力が全国に広がっています。